
Claude Opus 4.6に奇妙な反復があるのではないかと、投稿者がRedditで問いかけていた。
返信欄では、単なる笑い話で終わらず、再現条件や原因の見立てまでかなり細かく議論されている。
Claude Opus 4.6の「-ite」ループとは何か
今回話題になったのは、「calcite and」で終わる文を補完させると、Claude Opus 4.6が鉱物名らしき語を引きずってループしやすいのではないか、という点である。
Claude Opus 4.6をめぐる実際のやり取り
Claude Opus 4.6はなぜ同じ方向に転ぶのか
原因らしきところまでは追えた。『calcite and』で終わる文を補完させると、and を次の鉱物名の一部みたいに扱って、実在しない andite を出し続けてしまう。間違いだと指摘されても、直そうとしながら何度も同じ誤りを繰り返した。
いちばん自然な説明は、周囲の文脈が地質系の単語と『-ite』接尾辞で埋まっていて、次トークン予測が and を接続詞ではなく次の鉱物名の始まりとして扱ったことだと思う。いったん偽の語が文脈に入ると、その出力がまた次の出力を強めてしまい、抜け出しにくくなる。
extended thinking を使えば抜け出せることもあるが、簡単ではなかった。
この流れでは、単純な誤字というより、特定の文脈で自己強化的な反復が起きているのではないか、という見方が強かった。
Claude Opus 4.6の再現性をどう見ているか
かなり再現しやすい。括弧内の指示を少し変えるだけで、壊れ方が別パターンになるのも面白い。
自分はAI研究エンジニアで、仕事外でも主要モデルの癖を調べている。この手のプロンプトは反復ループのトリガーとしてかなり安定していて、とくに『-ite』で終わる鉱物名を含むリストを作らせると起きやすい。
satellite のような非鉱物語では起きにくいし、リスト形式でなければ発生率も下がる。地質系テキストに『-ite』鉱物名の連続が多く含まれていて、その分布に強く引っぱられているのではないかと思う。
長文の検証コメントでも、要点は「鉱物名リスト」という条件がかなり強い誘因になっている、というところに集約されていた。
Claude Opus 4.6の自己認識っぽさをどう受け取るか
最近こういう自己認識っぽい挙動をよく見る。意識そのものではないにせよ、かなり不気味ではある。
いや、それはマーケティングだろう。Claude を特別に見せたいだけではないか。
AIに詳しい人までそこに引っかかるのは驚きだ。明らかに演出の一部に見えるのに、かなり効いている。
ここは技術的な再現実験とは別に、Claudeの振る舞いをどう解釈するかで意見が割れていた部分である。
見解まとめ
この話題では、変な出力を笑うだけでなく、どの条件で反復が強まり、どこで抜けやすくなるのかを観察する流れが目立っていた。自己認識っぽさの受け取り方は割れていたものの、「-ite」周辺の分布に強く引っぱられているのではないかという見方には一定の納得感が集まっていたようである。
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