
Googleが、Gemini APIのツール利用まわりを拡張しました。
今回の更新では、組み込みツールと独自関数を1回のリクエストで併用できるようになります。
Gemini 3向けには、Google Mapsを使ったgroundingも加わりました。
Gemini API tooling updatesの概要
Googleによると、開発者はGoogle Searchのような組み込みツールと、自社側のカスタム関数を同じGemini APIリクエストで渡せます。
これまでは、どの段階で組み込みツールを使い、どの段階で独自関数を呼ぶかを別途オーケストレーションする必要がありました。
今回の変更により、公開情報の取得とバックエンド処理を単一の流れで扱いやすくなります。
Googleは、この機能が組み込みツール公開後から多く要望されていたものだと説明しました。
Gemini APIで文脈循環と応答IDに対応
組み込みツール向けのcontext circulationも追加されました。
これにより、あるツール呼び出しの出力を次のツール呼び出しや後続ターンで参照しやすくなります。
たとえば、組み込みツールで取得した天気情報を、そのまま別のカスタムツールへ渡すような多段処理を組みやすくなります。
あわせて、各ツール呼び出しに固有のIDが付与されます。
Googleは、これが並列のfunction callingや非同期処理での対応付け、デバッグ精度の改善に役立つとしています。
Gemini 3でGoogle Maps groundingを利用可能に
Gemini 3モデル群では、Google Mapsを使ったgroundingも利用できるようになります。
Googleによると、地理情報や営業時間、移動時間、場所の詳細など、位置に依存する情報を扱う用途を想定しています。
これにより、地域性を踏まえた応答や、場所に紐づくエージェント処理の精度向上が見込まれます。
Googleは、これらのワークフローではgenerateContent APIでも使える一方、サーバー側の状態管理や統一された推論トレースを活用できるInteractions APIの利用を推奨しています。
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